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御子みこも取り敢へさせ給はで、返かへり、
夢かとも 何か思はん 世の中を 背かざりけん 事ぞ悔しき
惟喬これたか親王も感歎に堪えず、返し、
夢のようにはかない世の中と思えど、そんな世の中さへ逃れなくてはならないとはなんとも悔しいことよ。
(続く)
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