若侍には、畠山の次郎重保、梶原源太左衛門景季、朝比奈の三郎義秀、同じく彦太郎、御所の太郎、毛利の五郎、林の四郎、小山の三郎、葛西の六郎、板垣の弥三郎、本間の彦七、渋谷の小五郎、愛甲の三郎を始めとして、四百五十余人なり。総じて、弓持ち、馬に乗る侍、三百万騎もあるらんと見えし。
若侍には、畠山次郎重保(畠山重保。畠山重忠の子)、梶原源太左衛門景季(梶原景季。梶原景時の嫡男)、朝比奈三郎義秀(朝比奈義秀)、同じく彦太郎、御所太郎、毛利五郎、林四郎、小山三郎、葛西六郎(葛西朝清)、板垣弥三郎、本間彦七、渋谷小五郎、愛甲三郎(愛甲季隆)をはじめとして、四百五十余人でした。皆、弓を持ち、馬に乗る侍は、三百万騎もいるように見えました。
(続く)