Santa Lab's Blog


2014年 06月 07日 ( 1 )



「承久記」新院宮々流され給ふ事(その8)

七条の女院御返し、

荻の葉は 中々風の 絶えねかし 通へばこそは 露もしをるれ

上つ方の御嘆きたぐひなし。下にも哀れのみ多かりけり。




七条院(藤原殖子たねこ)の返事には、

荻の葉のわたしには、風の吹かない時はなくて、いつも悲しみの音を立てています。文を見れば涙がとまりませんが、文が通う間は露が消えることもありませんから。

母の悲しみはとても深いものでした。臣下の者も悲しみばかりが多くありました。


続く
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by santalab | 2014-06-07 07:31 | 承久記 | Comments(0)

    

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