Santa Lab's Blog


「落窪物語」巻四(その25)

「今は、いかで三、四の君によき人逢はせむと、人知れず見るに、然るべき人のなきこそ、口しけれ」とのたまひ渡る。北の方、三、四の君に、夏冬の御衣おほんぞ御物おものなど、豊かに、故殿の生きて奉り給ひしにも勝りて、いと豊かに、位の増さるままに、よろづり給ふ。心許なきことなし。




左大臣殿は北の方(落窪の君)に「今は、どうにかして三、四の君によい夫を見つけたいと、人知れず思っていたのだが、よい人がいなくて、残念に思っているのだ」とかねがね申していました。北の方は、三、四の君に、夏冬の御衣([着物])、御物([食べ物])など、たくさん、故大納言殿が生きていた頃にも勝り、とても多く、左大臣殿の位が上がるにつれ、すべてのものを取らせました。三、四の君は不安に思うことは何もありませんでした。


続く


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by santalab | 2013-08-11 07:01 | 落窪物語 | Comments(0)

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