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「落窪物語」巻四(その51)

日の近うなるままに、同胞はらからたち皆渡り集まり給ひて、今は別れ惜しみ、あはれなることをのたまふ。人々参り集まりて、「装束さうぞき華めきたるを見れば、大殿にうち次ぎ奉りては、この君ぞ、さいはひおはしましける」と言へば、「これも誰がし奉る。その御幸ひの所縁ゆかりぞかし」と口々に言ひ合へり。




四の君が帥([大宰府の長官]。四の君の夫)とともに大宰府に赴く日が近くなって、姉妹たちが皆訪ね来て集まり、別れを惜しみ、悲しくなると話していました。女たちが集まった中に、とりわけ四の君が美しい着物を着て華やかに見えたので、大殿(左大臣殿の北の方。落窪の君)に続いて、四の君が、幸せになったようですね」と言ったので、「これは誰のおかげでしょう。幸せは北の方との縁によるものに違いありません」と口々に言い合っていました。


続く


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by santalab | 2013-09-10 07:14 | 落窪物語 | Comments(0)

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