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「増鏡」新島守(その15)

さても院の思し構ふる事、忍ぶとすれど、やうやう漏れ聞こえて、ひんがしざまにも、その心使ひすべかんめり。あづまの代官にて伊賀の判官光季みつすゑと言ふ者あり。かつがつかれを御勘事かうじの由おほせらるれば、御方にまゐつはものども押し寄せたるに、逃がるべきやうなくて、腹切りてけり。先づいとめでたしとぞ、院は思し召しける。




さて後鳥羽院(第八十二代天皇)がお考えになられていた事でございますが、隠されようとなさいましたが、徐々に漏れ聞こえて、東国(鎌倉幕府)にも、用心しなければなりませんでした。鎌倉の代官で伊賀判官光季(伊賀光季)と言う者がおりました。急ぎ光季を都から排除するよう命じられますれば、光季の宿所に兵たちが押し寄せましたので、光季は逃げることもできずに、切腹いたしました。先ずは上々と、後鳥羽院は思われたのでございます。


続く


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by santalab | 2013-11-01 20:45 | 増鏡 | Comments(0)

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