Santa Lab's Blog


「滝口入道」時頼(その1)

当時小松殿の侍に斎藤滝口時頼ときよりと言ふ武士ありけり。父は左衛門茂頼もちよりとて、齢古希に余れる老武者にて、壮年の頃より数ヶ所の戦場にて類稀れなる手柄を顕はししが、今は年老ひたればその子の行く末を頼りに残年を楽しみける。小松殿はその功をで給ひ、時頼を滝口の侍に取り立て、あまたの侍の中に殊に恩顧を賜はりける。




当時小松殿(清盛の嫡男、平重盛しげもりの侍に斎藤滝口時頼(斎藤時頼)という武士がいました。父は左衛門茂頼(斎藤茂頼)といって、七十余歳の老武者でしたが、若い頃より数ヶ所の戦場で類稀れな手柄を立て、今は年老いて時頼の行く末を楽しみにしながら余生を過ごしていました。小松殿(重盛)は茂頼の功績を褒めて、時頼を滝口の武士([宮中の警衛に当たった武士])に取り立て、数ある侍の中でも特に目をかけていました。


続く


[PR]
by santalab | 2014-03-04 18:44 | 滝口入道

<< 「滝口入道」時頼(その2)      「滝口入道」横笛(その5) >>

Santa Lab's Blog
by santalab
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧