Santa Lab's Blog


「滝口入道」一念(その3)

春の花を欺く姿、秋の野風にさらして、恨みさびたるその様は、いかなる大道心者にても、心動かんばかりなるに、峰の嵐にうづもれて嘆きの声の聞こえぬにや、鈴の音は調子少しも乱れず、行ひすましたる滝口が心、翻るべくも見えざりけり。




まるで春の花のように美しい姿を、秋の野風にさらして、恨み悲しむその姿は、どれほどの大道心者であろうと、心動かされるほどでしたが、峰の嵐にかき消され嘆きの声も聞こえないのか、鈴の音は調子少しも乱れませんでした、修行に没頭する滝口の心は、揺れ動くとも思えませんでした。


続く


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by santalab | 2014-03-06 23:01 | 滝口入道

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