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「曽我物語」兼隆聟に取る事(その4)

さて、すけ殿へ秘かに人をまゐらせ、かくとまうさせ給ひしかば、むちを上げてぞ、上り給ひける。目代はたづねけれども、なほ山深く入り給ひければ、力及ばず、北条ほうでうは、知らずがほにて、年月をぞ送りける。伊東が振る舞ひには代はりたるにや、果報くわほうの致すところなり。




その後、佐殿(源頼朝)の許へ秘かに人を参らせ、伊豆山にいることを告げ知らせたので、頼朝は鞭を上げて、伊豆山に上りました。目代(山木兼隆かねたか)を探しましたが、なお山深く逃れたので、仕方なく、一方北条(北条時政ときまさ)も、知らぬ顔で、年月を送りました。伊東(伊東祐親すけちか)の振る舞いには代わって、果報の致すところでした。


続く


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by santalab | 2015-06-08 10:13 | 曽我物語 | Comments(0)

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