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御法事の日男をとこ女参まゐり集ひたる、皆同じ様なる、濃き薄きばかりを、変はるしるしにてあるを御覧じて、
見渡せば みな墨染の 衣手は たちゐにつけて ものぞ悲しき
法事の日には男女諸共に参りましたが、皆同じ喪服姿でした、濃い薄いばかりを、誰と見て、
見渡せば皆墨染めの衣ばかり。起居たちゐする姿を見るにつけて悲しくなります。
(続く)
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