Santa Lab's Blog


「曽我物語」富士野の狩場への事(その14)

いけの人、児玉の人々は、梶原方へぞ寄り来ける。みま・本間の人々は、秩父方へぞ与力する。駿河の国の人々は、梶原方へぞ寄りにける。伊豆いづの国の人々は、北条ほうでう殿を先として、秩父方へぞ馳せ寄りける。安房あは上総かづささぶらひは、二つに割れて寄りにける。常陸ひたち下総国しもつふさの人々は、秩父方へぞ集まりける。東八箇国のみにあらず、日本国につぽんごくぢゆうに知らるるほどの侍、魚鱗に重なり、鶴翼くわくよくに連なりて、ひたひしめきにひしめきける。




いけ(池辺=現栃木県宇都宮市?)の人々、児玉(現埼玉県本庄市児玉町)の人々は、梶原(梶原景季かげすゑ)方に集まりました。みま(現神奈川県愛甲郡愛川町三増みすま?)・本間(現神奈川県厚木市)の人々は、秩父(畠山重保しげやす)方に味方しました。駿河国の人々は、梶原(景季)方へぞ寄りにける。伊豆国の人々は、北条殿(北条時政ときまさ)を先頭に、秩父方へ馳せ寄りました。安房と上総の侍は、両方に分かれました。常陸・下総国の人々は、秩父(畠山重保)方へぞ集まりける。東八箇国のみにあらず、日本国中に名を知られるほどの侍は、魚鱗に重なり、鶴翼に連なって、ひしめき合いました。


続く


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by santalab | 2015-11-16 08:37 | 曽我物語

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