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「太平記」八幡合戦事付官軍夜討の事(その4)

また赤松律師則祐そくいうは、吉野殿より宮を一人まうし下しまゐらせて、今までは宮方を仕る由にてありけるが、これもいかが思案したりけん。宮方を背きて京都へ馳せ来たりければ、宰相さいしやう中将殿ちゆうじやうどのりようの水を得、虎の山によりかかるが如くに成つて、いきほ京畿けいきおほへり。




また赤松律師則祐(赤松則祐のりすけ)は、吉野殿(第九十七代後村上天皇)より宮(護良もりよし親王の王子、興良おきよし親王)を一人申し下し参らせて、今までは宮方に付いていましたが、これも何を思ったか。宮方に背いて京都へ馳せ参ったので、宰相中将殿(足利義詮よしあきら。足利尊氏の嫡男)は龍が水を得、虎が山を頼りにするが如くになって、勢いは京畿に及びました。


続く


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by santalab | 2017-05-26 06:49 | 太平記 | Comments(0)

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