Santa Lab's Blog


「宇津保物語」楼の上(その10)

またの日も、呼び奉り給ひて、御菓物くだものなど参り給へど、遊びのみし給ふ。大将の詩ずんじ給へば、声いとをかしうて、もろともに誦じ給へば、「いとうつくしう。誰か、教へ奉りしは」。「母上」と聞こえ給へば、「をかしかりけり」と思す。




次の日も、大将【藤原仲忠】は小君を呼んで、菓子などを出しましたが、小君は遊ぶばかりでした。大将【藤原仲忠】が漢詩を口ずさむと、とてもかわいらしい声で、一緒になって口ずさんだので、「なんとも美しい声だ。誰が、教えてくれたのだ」。「母上【宰相の上】が」と答えたので、大将【藤原仲忠】は「なるほど」と思うのでした。


続く


[PR]
by santalab | 2018-01-02 18:46 | 宇津保物語

<< 「宇津保物語」楼の上(その11)      「宇津保物語」楼の上(その9) >>

Santa Lab's Blog
by santalab
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧