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「宇津保物語」楼の上(その11)

三日果てぬれば、出で給ひなむとす。「いづくより参り来べき」と聞こえ給へば、「言ひ知らぬ山里のやうになりたる侍り。御覧ぜむにも、いと怪しげになむ侍る」と聞こえ給ふ。




三日経って、女【宰相の上】は石作寺を出ようとしました。大将【藤原仲忠】が「どこから参られたか」と伝えると、「言いようもない山里のような所でございます。ご覧になられましたら、なんと怪しい所かと思われることでございましょう」と返事がありました。


続く


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by santalab | 2018-01-03 18:16 | 宇津保物語

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