Santa Lab's Blog


2015年 07月 22日 ( 1 )



「曽我物語」小二郎語らひ得ざる事(その2)

十郎じふらう聞きて、「さりとも、その儀はあらじ。をとこと言はるるほどの者が、異姓いしやう他人なりとも、打ち頼まんに、聞かざる事やあらん。まして、一腹の兄弟きやうだいにて、如何でか同心せざるべき」とて、小二郎こじらうを呼びて言ふやう、「かねても、大方おほかた知り給ひぬらん。この事を思ひ立ちてさうらふ。されば、一期の大事なれば、ただ二人して遂げ難し。三人寄り合ふものならば、安かるべし」と言ひければ、




十郎(曽我祐成すけなり)はこれを聞いて、「だが、心配はいらぬ。さりとも、男と呼ばれるほどの者が、異姓他人なりとも、頼みを、聞かぬことがあろうか。まして、一腹の兄弟に、どうして同心しないことがあろう」と申して、小二郎を呼んで申すには、「かねてより、大方のことは知っておろう。敵討ちを考えておる。だが、一期の大事故、ただ二人して遂げることは叶わぬ。三人寄り合えば、安心ぞ」と申しました、


続く


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by santalab | 2015-07-22 14:36 | 曽我物語

    

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